20230411

4月5日(水)

労働。家に帰ってマイク・ダイアナの短編集『BAKED BABY JESUS』を見る。

キリスト像に小便をかけるところから始まって、そしたらキリストが現れてそいつを犯して、そいつから赤ちゃんが産まれて、その赤ちゃんを食べるともう無茶苦茶。

割と長くてうつらうつらとしてしまったところもあったが、とても楽しめた。

寝る前にU-NEXTで『シン・仮面ライダー』のメイキングをちょっと見ようと思ったら全部見てしまう。

映画のメイキングなど見てると現実に引き戻されることが多いがこれもそうだった。

と同時に自分では信じられないほどの労力が費やされている作品だと知ってそんな映画を一度ちゃらっと見ただけで友達にくさした自分がなんだか恥ずかしかった。

 

4月6日(木)

労働。家に帰ってU-NEXTで『スランバー・パーティー大虐殺』を見る。

これが本当にあまり覚えていない。

多分、面白くなかったからだと思う。

 

4月7日(金)

仕事終わりでシネ・リーブル梅田に行ってダリオ・アルジェントの『ダークグラス』を見る。

アルジェントは『スリープレス』以降、正直よく分からないが、これは素直に良かった。

特に後半の森のシーンが、強く印象に残る。

映画が終わって、ラーメン大戦争という中崎町のお店で晩御飯を食べるが、あまり美味しくない。というか、量が少なかった。

そんなこんなしてると大阪ステーションシティシネマで見る予定だった『AIR/エア』の時間を過ぎてしまい、仕方なく、MOVIXあまがさきまで行って『AIR/エア』を見る。

良かった。あまりに良かったのでTwitterで『AIR/エア』の感想を読み漁ってる。

スピーチもそうだが、ラストのその後のくだりなどあまりに爽やかで抜けがいいと言うか。

『Born in the U.S.A.』が流れるエンドロールなど『ウルフ・オブ・ウォール・ストリート』のあの曲に近いマッチョ感を感じてしまう。

仕事映画というより、自分にはスポーツを描いたような映画に近かった。ロン・ハワードのような。

 

4月8日(土)

休み。

恒例の朝風呂に行って、名称が変わったT・ジョイ梅田で『オオカミ狩り』を見る。

気がついたら寝ていて、起きたら体が大きい化物みたいなやつと戦っているところだった。

なんとなくそのまま見続けても話が全く分からないまま終わってしまった。

続けて、TOHOシネマズ梅田で『ノック 終末の訪問者』を見るが、完全に寝てしまう。

例のごとく出て、シネ・リーブル梅田に行ったら木村卓司さんと会う。

二人で地下にあるCoCo壱に行ってカレーを食べた。

時間まで駄弁って未体験ゾーンの『ベニー・ラブズ・ユー』を見る。

人形はかわいかったのだが、どこがいいのかイマイチ分からなかった。

それにしても、映画見まくってるな。

 

4月9日(日)

仕事終わりでシネ・リーブル梅田に行ったら例のごとく木村卓司さんがいて、『シン・仮面ライダー』の話をする。

時間になって未体験ゾーン『ユー・アー・ノット・マイ・マザー』を見る。

後半の展開が予想外で面白かった。

宣伝文句のフォークホラーって若干ネタバレになっているような。

頭が冴えてきたのでTOHOシネマズ梅田でM・ナイト・シャマランの『ノック 終末の訪問者』を見る。

これもめちゃくちゃ面白かった。

究極の選択のようなワンアイディアを強引に押し切っている。

当たり前だが、シャマランの映画は特徴的で個性がある。

画面だけ見ても、あの顔にだけフォーカスが当たったようなアップの画、やたら明るい光を強調した画作りなど、撮影監督のものかもしれないが見ていてすぐに分かる。

あとはある種のアイディアというかハッタリで、この映画は自分を信じるか、世界(他人?よく分からないが)を信じるかみたいな禅問答のサスペンスだけで出来ていて、ラストのブギーシューズの歌のぬるっとした感じも含めて本当に面白かった。

シャマランは現代映画の最先端と書いてる人もいて、そうかもしれないと思ってしまう。

 

4月10日(月)

休み。

シネ・リーブル梅田でシャンタル・アケルマンの『一晩中』を見るが、全編寝てしまう。

起きていても、画面が暗くて台詞もないので自分が映画を見てるのか夢を見てるのか判然としない。

気がついたら終わっていた。

続けて、T・ジョイ梅田で『世界の終わりから』を見る。

主人公の「なんなんですか、これは、どうしてですか」とまくしたてる構文がどうしても好きになれないが、足の悪い幼馴染と喋るときだけ口調が堂々としたタメ口になっているのがなぜか好きだった。

特に夕焼けの校庭で撮られた場面があって、ベタな青春映画を見ているようでジーンとする。

映画の最後は予想外だった。

『天気の子』と似ていて世界と君となら君を取る的なラスト。

ところで、カセットテープの音に被せる映像がものすごくダサかった。

リリイ・シュシュのすべて』や『カウボーイ・ビバップ』の過去のVHSが流れるところは今でも思い出す。あれは音声じゃないが。

 

4月11日(火)

労働。

帰ってきてこの日記を書いてる。

映画を見すぎたような気がする。