今年のベストです。
山内大輔『ものの怪病院』(1月15日@シネ・リーブル梅田)
マイク・ダイアナ『BLOOD BROTHERS』(3月31日@Pop! Pizza)
ベン・アフレック『AIR/エア』(4月7日@MOVIXあまがさき)
安達勇貴『優しさのすべて』(4月21日@元町映画館)
ポール・シュレイダー『カード・カウンター』(6月18日@シネ・リーブル梅田)
リチャード・リンクレイター『バーナデッド ママは行方不明』(9月25日@MOVIXあまがさき)
蕭美玲『平行世界』(10月8日@フォーラム山形)
曽利文彦『ピンポン』(10月30日@パルシネマしんこうえん)
アラン・アーキン『殺人狂想曲』(11月22日@Blu-Ray)
オニック・パランボ『マーダー・セット・ピーセス』(12月9日@新文芸坐)
少しだけ理由を書きます。
・『ものの怪病院』…今年になってピンク映画を少しずつ見始めた。その中でもなぜか心に残っているので入れておく。高橋洋、黒沢清を意識しているであろう不思議なピンク映画。
・『AIR/エア』…『AIR/エア』、『カード・カウンター』、『バーナデッド ママは行方不明』は新作のベストで入れた。
・『BLOOD BROTHERS』…マイク・ダイアナが家族で作ったスラッシャー映画。笑いながら演じるスプラッターシーン、バレるの前提で作った血と内臓、弾けないギターで作ったBGMなどゆるい作りが最高。ほっこりした。
・『優しさのすべて』…今年、元町映画館でインディペンデント映画(?)を見ることが多かった。『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』など人にとって特別になる映画もあると思うが、個人的にはこの映画をあげたい。見るだけでシネフィルが作ったと分かる自主映画は今では珍しいような気がするのでこちらにした。
・『平行世界』…今年は山形ドキュメンタリー映画祭に十年ぶりに行った。めちゃくちゃ楽しかったので記念に1本あげる。
・『ピンポン』…世代というのもあるが、何度見てもぶっ刺さる名作。ヒーローのくだりの意味がやっと分かった。
・『殺人狂想曲』…今年はアラン・アーキン、ウィリアム・フリードキン、バート・ヤングが亡くなった年というのが個人的に大きい。色々見返したが、その中でもこの映画は特に面白かったのであげておく。アラン・アーキンの唯一の監督作。
・『マーダー・セット・ピーセス』…オリヴァー・リードに似た殺人鬼がひたすら女子供かまわず殺しまくる映画。『悪魔のいけにえ』を更新しようとする気概を感じた。
良いお年を。