映画と家の日記 その他④

月曜日

夜に一人でかなり落ち込んで、今日が誕生日のNに電話する。とりとめのない話だけど、1時間ぐらい話した。

 

火曜日

夜にナマニクさんのスペースを聞いていた。Tさんと少しだけクラブハウスで喋って寝る。

 

水曜日

リブート版の『クライモリ』をシネ・リーブル梅田に見に行く。初クライモリ。森の中でサバイバルする前半は結構うとうとしてしまうが、土人達に捕まってから面白くなっていく。ヒロインが逞しくなっていき、最後のナイフ滅多刺しなど爽快この上ない。マシュー・モディーンが父親役で出ているが、もうシワクチャのお爺さんになっていて時の流れを感じた。次回作も見るかもしれない。

家に帰ってDOMMUNEのロマンポルノ特集を見る。遠藤さんが出演していてORGASMファンとしては嬉しかった。

 

木曜日

ロフトプラスワンウェストの『V-ZONE 悪趣味ビデオ学ハロウィンマイケル・マイヤーズの呪い』をツイキャスの配信で見る。今までのハロウィンシリーズを総復習する趣旨のトークイベントだった。山崎さんがロブ・ゾンビ版のハロウィンを腐していたが同感だった。ハロウィンは5作目まで見ていたので思い出しながら見ていたがやはり1と2がダントツに好きだ。ぽすれんで残りの6とH2Oとレゼレクションも借りてみようと思う。

 

金曜日

神戸映画資料館で本宮劇場所蔵のピンク映画『さすらいの悶え』を見る。恋人二人が殺人を犯してしまって、数年が経って再会するという話で、なんというか、ゆるい映画だった。ひさしぶりにGさんやイマジカの方たちが来ていて時の流れを感じて切なかった。

それから、昨日から楽しみでしょうがなかった『ハロウィンKILLS』を神戸国際松竹で見る。キルカウント出来るほど登場人物が次々と殺されていく清々しいまでのスラッシャー映画だった。今回はハロウィンの1作目で脇役として登場した人たちにスポットが当てられるのがオリジナルファンとしては嬉しい。ブギーマンがマスクを脱ぐ場面を復活させているのも良かった。このリブート版のハロウィンは毎回期待を裏切らず面白い。次回作の『ハロウィンエンズ』も楽しみでならない。

 

日曜日

レナード・ポルセリの『デリリウム』を見るが、正直あまり乗れなかった。連続殺人犯が警察に協力して連続殺人犯を追いかけるというカオスな話で、何が起こってるのかよく分かりにくい。独特なフェティッシュな感じはあって、幻想的な乱交シーンなど確かにエロい。そもそも、ストーリーに趣を置いていないのかもしれず、乱雑なものを乱雑なまま提示されているようだった。

次にプピ・アヴァティ『ゼダー死霊の復活祭』。あまりに説明がなくて最初話に付いていくのにやっとだったが、味のある廃墟が出て来たあたりから乗れてきた。売れない作家が死者を蘇らせる場所を発見するという話で、地味なゾンビ映画といってもいいだろう。最後は『ペットセメタリー』と似ていて、死んでしまった妻を蘇らせようとする悲しい終わりだ。

最後にU-NEXTで『すみれは、ブルー』。シシー・スペイクとケヴィン・クラインというだけで良い。万田邦敏監督の『ベストフレンズ』評を思い出す。悲恋に終わるかハッピーエンドとなるかは、恋愛映画の本質とは関係ないのは今さら言うまでもない。現実の恋愛も映画の中の恋愛も、わくわくするのはその過程で如何にひとは少年少女に戻るかということで、それは孤独な魂を一瞬であれ救済する。