20230418

4月12日(水)

労働。

GW休業という紙が貼ってあるからGW休みあるんやと思ったら弁当屋が休みなだけだった。

家に帰ってU-NEXTで『ローラ 呪われた息子の母』を見る。オチでがっかりする。イマジナリーフレンド的なオチの方がまだ良かった。ホラー映画のどんでん返しで一番好きなのがソンドラ・ロックの出ている『恐怖の影』だ。予想の遥か斜め上を行っていた。ルイス・ジョン・カリーノは天才だと思う。それにしても、ホラーばかり見てるような。疲れた夜にホラー映画を見るととても落ち着く。

 

4月13日(木)

労働。

家に帰ってギルレモ・デル・トロの『ミミック』を見る。『ミミック3』を見たいがために1から見始めるという。特に感想がない。話は変わるが、ギルレモ・デル・トロの『ナイトメア・アリー』のオチには心底ゾッとさせられた。何もかも失い乞食になって、サーカスでフリークショーのフリークにならないかと言われてその答えが「そのために生まれてきました」で画面は暗転してプツンと終わる。怖すぎる。俺じゃん。

 

4月14日(金)

華金

仕事終わりで、OSシネマズ神戸ハーバーランドへ『ハロウィン THE END』を見に行く。良いとも悪いとも言えず、正直よく分からなかった。ハロウィンシリーズは全部見てはいるが、そこまで思い入れはない。個人的に良かったのがウィル・パットンで、最初に出てきたとき泣きそうになってしまった。本当に優しそうなお爺ちゃんになっていて、ジェイミー・リー・カーチスに一緒に日本へ桜を見に行かないかと言うだけで絵になっていた。それ以外のいわゆる悲しいホラーという感じはあまり好きではないのかもしれない。下水道でボロボロになっているマイケル・マイヤーズは『トレインスポッティング2』のロバート・カーライルを見ているようだった。

寝る前に黒沢清が対談している映像をYouTubeで見る。映画の言葉というものがあるのなら黒沢清万田邦敏の本に書かれている言葉だと思っていたし、今でも思っている。黒沢清ロバート・アルドリッチの俯瞰を相撲の俯瞰のようだと言っていたり、万田邦敏が『アカルイミライ』を本人の前でけなしたりしているのは、大学生の自分にはどんな映画評よりも面白かった。

 

4月15日(土)

休み。

朝風呂に行こうと思ったが、どう考えても映画見ると寝てしまうのでやめておく。ひさしぶりにPlanet+1に『女たちの都』を見に行く。ふや町映画タウンの大森さんが星3つの映画である。超期待して見るが、物の見事に寝てしまう。終了。

続けてシネ・リーブル梅田で未体験ゾーンの『ミッドナイト・マーダー・ライブ』を見る。メルギブは本当に大好きな役者だが、この映画は面白くなかった。どう面白くなかったかも正直あまり興味がない。何で見たんだと自分でも思うが、この時間帯にこういう映画見るのが好きだからとしか言いようがない。

帰ってからローソンで買った弁当を食べる。俺はセブンイレブンよりローソンの方が好きだ。明日から5時起きだ。全く関係ないが、「塩塚モエカを見ていると大谷翔平を見ているような気分になるんです」という言葉を度々思い出す。誰が言ったんだっけ。

 

4月16日(日)

労働。

朝にW君から「AIR良かったです!」というメールが来て和んだ。

仕事が終わって元町映画館に『優しさのすべて』を見に行こうと思ったけどやめにして、『SHE SAID』をU-NEXTで見る。何で見逃したのか分からないほど、力強い映画だった。色々な映画が思い浮かんだが、やはりアラン・J・パクラの『大統領の陰謀』だろう。『AIR』もそうだけど、ある意味で凡庸なアメリカ映画の面白さを存分に堪能する。映画熱が高まったので『ミミック2』を見始めるも疲れていて途中で寝てしまう。

 

4月17日(月)

休み。

遅めの朝風呂に行って、2時間ぐらいもう一度寝る。

昨日の続きでU-NEXTで『ミミック2』を最初から見る。1より小じんまりとしているが、小品が好きなので楽しんで見れた。深夜にテレビ放送でやっていたら引き込まれるタイプの映画だと思う。特殊メイクもしっかりとしていて相変わらず気持ち悪かった。続けて『ミミック3』を見る。『ミミック3』を見たくてミミックシリーズを見始めたのは、このJ・T・ペティという監督に興味を持ったからだ。特にこの『ミミック3』はヒッチコックの『裏窓』に似ているという評判も気になっていた。実際に見てみると、本当にでっかいゴキブリ人間で『裏窓』をやっている奇妙な映画だった。『裏窓』と比較して全く異なっているのは、主人公の部屋の美術だ。『裏窓』のようにごちゃごちゃとして色々な物が置いてあるのではなくて、カメラとベッドと壁に貼り付けた写真以外はあまり物は置いておらずすっきりとしている。部屋を囲む白い壁もやたら印象的だ。あとは、白くディゾルブする編集も奇妙な味わいがある。特に最後で助かったか助かってないか分からない主人公がヒロインと手を繋いで白くディゾルブして映画は終わる。この妙に曖昧にボカシているあたり、少しヨーロピアンな気がする。興味を持ったので、引き続きJ・T・ペティの『ディセントZ』を見始めるが、途中で寝てしまう。起きたらMさんがスペースをやっていて少しだけ参加して眠りにつく。

 

4月18日(火)

労働。

帰ってきて『ディセントZ』を最初から見直す。これは素直によく出来ていて面白かった。西部劇×クリーチャーホラーという、珍しいジャンルで、じゃあ他に何がある?と言われたら S・クレイグ・ザラーの『トマホーク ガンマン VS 食人族』などだろうか。いずれにしてもあまり作品が思いつかない。そんな中でこの映画は西部劇とクリーチャーホラーというジャンル映画のハイブリッドがあるなら代表作と言っていいんじゃないだろうか。どうしてそう思うのかはよく分からないが。

映画を見終わったらひたすら床で寝続ける。なんでこんなに眠いんだろうか。昨日飲んだトマトジュースにGABAが入っていたせいだろうか。