映画と家の日記 その他⑥

月曜日

日記を書き直したりしていたら、時間が過ぎていた。今まで本当に適当に書いていて、改行もまともにしていなかったので、文章としてまとめるようにする。あと、すでに8000文字超えてるけど中身がなさすぎる。日記というより見聞録である。もう少し1日のことを丁寧に振り返りたい。

『クイック・チェンジ』をU-NEXTで見るが、つまらなくて途中で止めて飯を食って、それから最後まで見た。23時過ぎになってなんとなく『あなたの死後にご用心!』を見たら面白くて最後まで見てしまう。人生を振り返って裁判するところなど、ルビッチの『天国は待ってくれる』をなんとなく思い出した。

なんとなくネットでリチャード・T・ヘフロンについて調べていたら『刑事ニューマン復讐のレクイエム』が1000円もせずに楽天市場で売っていたのでポチる。

 

火曜日

クリストファー・ウォーケンのマインド・スナッチャー狂気の人体実験』を見る。面白かった。病院の中でベルイマンをやってるような感じというか。軍の病院でひたすら禅問答を繰り返す映画だった。近いのが『トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン』か。ロボトミー手術の是非を問う深刻な映画でもある。

続いて『新・ハロウィン』を見る。ブギーマンとは全く関係なくて、どちらかというとゾンビ映画だった。24時過ぎからほとんど寝ぼけながらだったが、明るいホラーコメディで和んで見ることが出来た。3時頃に就寝する。

そういえば、夕方ぐらいに横浜のTさんと電話した。なぜか最近はTさんと仲が良い。

 

水曜日

バイト帰りに天一に寄ってラーメン並のこってりの並を食べる。開業50周年記念でラーメン並の無料券を貰った。割と混んでいた。

日記を一旦送るためにまとめる作業に時間を費やす。雑だった部分や、適当に書いてた映画の感想などを大幅に加筆する。3時間ぐらい熱中してやった。

飯を食べてからスペースをちょっとしてTさんと世間話をしてすぐ終わる。『トロル』を1時間ぐらい見て、Mさんからひさしぶりに電話がきたから出る。いつものように話題は最近の近況、映画のことなど様々。多分一番お世話になってる先輩だと思う。今はカナダに行っていて向こうでの生活を楽しんでいるようだ。電話が終わって『トロル』を最後まで見て就寝する。

 

木曜日

休み。朝からビル・レバン『デモンズ魔性の血族』を見る。ウンベルト・ヴァーバのデモンズシリーズとは全く関係ない。小さな村での怪奇譚で、地味なホラー映画だった。朝から見るものではなくて、思いっきり脱力しながら見た。

続けてゴーマン・ビチャード『殺人マニアックサイコリアン』。苦手な映画だった。殺人鬼同士がカップルになる映画で、ブラックコメディ風味の『ナチュラル・ボーン・キラーズ』というか。第四の壁を通り越して観客に話しかけてくるのがかなり白ける。

さらにフランコ・プロスペリ『白昼の暴行魔』。イタリア製のレイプリベンジもの。ラストはタランティーノの『デスプルーフ』で引用されたらしいが分からなかった。寄ってたかって男を叩きのめすからなのか。尼僧のエクスプロイテーション映画であるナンスプロイテーションというジャンルがあることを初めて知った。

最後にマリオ・ガリアッツォの『帰って来たE.T.』。当たり前だがスピルバーグの『E.T.』とは何も関係がない。宇宙船が落ちて来て地元の人々と宇宙人の交流が描かれるイタリア版の『E.T.』。ハートフルな映画だったが特に感想がない。

家にこもってひたすら映画を見たものの消化不良だった。最後にYouTubeで字幕付きの『殺し屋ネルソン』を見ようとするがうまく保存出来なくて、パソコンをいじっているうちに3時を過ぎてしまう。さすがに寝る。

 

金曜日

バイトが終わってジェームズ・ワンの『マリグナント凶暴な悪夢』。最初の方、昨日の寝不足もあって少しうつろうつろとしていたが、後半になって舌を巻くほど面白かった。特にガブリエルの正体が分かってからはアクション映画を見ているようで殺戮の全てが壮快極まりない。

続けてドゥニ・ヴィルヌーヴの『デューン砂の惑星』。どうしても苦手だと思うから見てなかったけど、やはり見なくて良かった。途中で何度も早く終わらないかなと思いながら最後ま見たけれどどうしてここまで自分に合わないのか分からない。特に掘り下げることもないのでこれで終わりにする。

帰ってひさしぶりに京都のTさんと電話する。近況報告など。仕事がかなりしんどいらしい。ひさしぶりに声が聞けて良かった

寝付けずにU-NEXTで『マイ・ブルーヘブン』を見る。ハーバード・ロス監督で、ノーラ・エフロン脚本なのに思ったより跳ねない。深夜に和むために見るのにちょうどいいコメディだった。今日も就寝は3時過ぎだった。

 

日曜日

家にこもって映画を見る。

まず、リチャード・T・ヘフロンの『刑事ニューマン復讐のレクイエム』。寝起きのためか眠気がやばくて何度も巻き戻しながら見る。最後の見せ場であるスーパーでの銃撃戦がすごいが、自分の体調のせいであまり集中して見れなかったのが残念だった。ヘフロンはこれで日本で見れるものはほとんど見たが、『フーリング』がやはり一番好きだ。

続けてオーストラリア映画の『マッドファイヤー』。結婚した夫が頭のネジがぶっとんでいるサイコパスだったという話で、これも眠気がすごくてほとんど覚えていない。

続けてノーマン・メイラーの『タフガイは踊らない』。紋切り型の映画をこじらせてしまったような珍妙な映画だった。安くてくだらない犯罪映画のように思えるけれども、悪夢の中にいるような語り口がやはり異質で、ヘンテコな出来になっている。

最後にジェームズ・B・ハリスの『ザ・コップ』。ジェームズ・ウッズの演じる暴力的な刑事にひたすら魅せらる。ショットガンの薬莢が落ちる音が画面が暗転して流れるラストは痺れるほどかっこよかった。ジェームズ・ウッズを俳優としてそこまで意識していなかったのでこれから気にかけて追ってみようと思った。