日記_20241105

10月30日(水)
無印良品週間なので、御影クラッセにある無印に行く。ここら辺に住んでる人が買いに来ているのかレジには長蛇の列が出来ていた。ポリプロピレンケースとDVDケースなどを買った。家に帰ってポリプロピレンケースに夏服を入れて整理した。

10月31日(木)
引き続き、服を整理をする。要らない服を段ボールに詰めていく。セカンド・ストリートで売ろうと思うがこんなの売れるのだろうか。送料がもったいないから近くの店舗に直接持ち込もうかと考えている。
そして、ハロウィンということで、トッド・ブラウニングの『悪魔の人形』を見た。ライオネル・バリモアが6分の1に縮小された人間を使って復讐をしていくという荒唐無稽な話だ。小さな人間が家具などをよじ登ったりするところが撮られていたりしてまるでトイ・ストーリーのようだった。最後の展開は無理にいい話にまとめようとしているように感じるが、ライオネル・バリモアが「人生最高の日だ」と呟いて街を見下ろすラストショットはこの突飛な物語を肯定するのに相応しいように感じた。

11月1日(金)
山下耕作の『関の弥太っぺ』を見る。真心をもって人に接する弥太っぺと私利私欲で女を我が物にしようとする森介。この二人を対照的に見せることでヤクザの持つ品格(?)を描き出している。弥太っぺ、森介、お小夜、それぞれの背中が映り方がその人のひととなりを表している。

11月2日(土)
映画も見てないし、何をしたのか覚えていない。

11月3日(日)
仕事で最後に誤差が出たが、関係ないし疲れていたのでそそくさと帰る。家に帰って少し休んで映画館へ。
シネ・ヌーヴォで『のんきな姉さん』を見る。あの二人が住んでるアパートの窓から降り注ぐ光の優しい感じ、フィルムじゃないと伝わらないのではないんじゃないぐらい繊細なニュアンスを持っている。梶原阿貴塩田貞治のやり取りはずっとベッドの中で半分寝ながらじゃれあっているように見えるぐらい親密で、それでもいやらしくない。シネ・ヌーヴォ限定でサントラが売っていて買おうと思ったら売り切れていた。

11月4日(月)
神戸映画資料館で日活アクションの『夜霧のブルース』を見るが、ほとんど寝てしまった。
地下鉄で移動してCinemaKobeでミシェル・ボワロンの『殿方ご免遊ばせ』を見る。ブリジット・バルドー主演のラブコメでこういうのあるよねぐらいにしか思わなかった。バルドーなら、大森さんが推している『裸でご免なさい』と『ビバ!マリア』が見たい。
家に帰ってシャブロルの『血の婚礼』を見る。英語字幕で見たので会話のニュアンスは掴みきれていないが、これは面白かった。警察に逮捕される前に背筋をぴしっと伸ばしているミシェル・ピコリ、不倫がバレて呻きながら言葉を出すステファーヌ・オードラン

11月5日(火)
シネ・ヌーヴォ根岸吉太郎の『遠雷』を見る。最初から除草車で公道をのそのそと走る絵面があまりに良くて引き込まれる。全編栃木弁で泥臭いが見る人が見たら青春映画なのだろう。披露宴の打ち上げの後にカメラに向かってアイドルソング(?)を歌うショットが初々しくてなんか良い。荒井晴彦の脚本にはよく田舎者が出てくるが何かこだわりはあるのだろうか。
続けて中原俊の『櫻の園』。初めて見た。閉じた空間で永遠に青春をしている感じが『うる星やつら』や大林宣彦みたいというか。