映画と家の日記 その他⑤

月曜日

ブルーノ・マッティの『呪われた修道院』を見る。初ブルーノ・マッティ。ゾンビ、オカルト、超能力となんでもありで、修道院の中ででひたすらエログロが繰り広げられる。サウンドトラックがゴブリンで『ビヨンド・ザ・ダークネス』と全く同じ音楽を使っているのも嬉しかった。

夜にウンベルト・レンツィの『殺意の海』を見てたら寝落ちした。

 

火曜日

トラッシュマウンテンビデオの『狼女の伝説』を見るがなかなか集中出来ず、何回も途中で止めながらやっと見終わる。主演の真っ裸で狼の格好をしている女の人がすごい。恥じらいのようなものが全くなくて、堂々と狼女を演じている。俳優だから当たり前かもしれないが。他に特に感想はなかった。

飯を食ってからひさしぶりにW君に電話をして映画の話をする。やっぱり、気のおけない友達って大事だなとしみじみ思う。ほとんど最近見た映画の話で、キャッシュトラックの話になったりした。サイモン・ウェストの映画が割と面白いらしい。

寝る前にAmazon Prime Videoで『ジェームズ・ボンドとして』を見るがあからさまに美談としてまとめているのがあまり好きになれなかった。ダニエル・クレイヴのボンドは結構好きなのだけれども。

 

木曜日

特に映画も見ずにVHSをデジタル化していた。溜まっていた日記を書き進めて、スペースをやって寝たと思う。この日からかまぼこをわさび醤油で食うことにハマってる。

 

金曜日

シネマート心斎橋ジョージ・A・ロメロの『アミューズメント・パーク』を見る。見る前に船場カレーを食べたせいか割とうとうとしてしまって内容を掴めてない。ほとんど一本調子だった気がするが。もったいなことをしてしまった。もう一度見ると思うが、映画館では見ないだろう。

続けてPlanet+1で『地の塩』を見る。プラネットで見る古典映画は大抵面白いんだけどこれはあまり乗れず。炭鉱夫がストライキする映画で、出ている人はほとんど素人らしい。特に感想はない。

深夜にスペースで鮫映画好きな人と話してちょっと盛り上がる。

 

土曜日

神戸映画資料館フレデリック・ワイズマンの『パナマ運河地帯』と『軍事演習』を見る。どちらも少しうとうとしまったが、ワイズマンの映画はそうやって見ても全然途中参加できることが最近になって思った。途中で寝てしまっても、起きたら映画が続いていて見入ってしまうという不思議な体験ができる。

 

日曜日

朝から『ブラッド・ソング』を見るがいまいち乗れずに途中で山形国際映画祭のオンライン上映の『えんとこの歌』が始まったのでそっちを見る。素晴らしい映画だった。遠藤さんはもちろん、周りの人たちが魅力的に撮られている。人物を撮ることはすごいことなんだと改めて感じる。

『ブラッド・ソング』の続きを見て『アメリカン・ナイトメア夜の切り裂き魔』と『ザ・パワー肉体を喰いつくす古代の呪い』を見るが全く乗れずにうとうとしていた。

気分を変えてリチャード・T・ヘフロンの『フーリング』を見たら最高に良かった。ハングライダーで空を飛んで花嫁をかっさらいにいく。リチャード・T・ヘフロンは最近になって色々見たが、どれも面白い。どれもあっけらかんとして陽気だ。リチャード・T・ヘフロンの映画がもっと見たい。