日記_20181112

2018年11月7日

就職のことについて調べに摩耶まで行く。

帰りに中央図書館まで行ってロバート・ブロックの『ザ・スカーフ』、『アメリカン・ゴシック』、『血は冷たく流れる』、ウィリアム・ピーター・ブラッディの『センター18』を借りる。

途中で採用見送りのメールが来て開き直ってイーライ・ロスの『ルイスと不思議の時計』をOSシネマズミント神戸で見る。面白かった。擬似的な家族の話としてまとめていったのが何より好きだった。コメディとしての要素が新機軸でジャック・ブラックはまさにと言った感じだった。イーライ・ロスが二本立て続けに公開されるのは本当に嬉しいことで、タランティーノの弟子筋で一番好きな監督だ。

 

2018年11月8日

求人を調べる。区役所に電話したりもする。

夜にロバート・ブロックの『ザ・スカーフ』を一気に読む。いま、トンプスンもケッチャムも刺激が強すぎて、なんとなくロバート・ブロックを読んでいる。殺人鬼が小説家として成り上がる話。ラストに主人公が愛に救われようとするほろっとする展開がある。抽象的にならないのが、トンプスンとは違っていてちゃんと着地するというか、ちゃんとケリをつけているように思った。この間読んだ『サイコ2』も面白くて、映画版とはまったく違う。こっちはどこか抽象的な文体に最後の方はなっていき、夢オチのようなものかと思わされるがそれとも全く違ったラストだった。ブロックは黒いけどどこかユーモアがあって優しい。

 

2018年11月9日

『ハッピーアワー』論を夜に読んだ。三浦哲哉さんの論文を読むのは初めてで、とても読みやすくて一気に読めた。

『ハッピーアワー』を見直したいと思って前日なのに上映会に参加希望のメールを送る。ロバート・ブロックの短編集『血は冷たく流れる』を少しずつ読み出した。

 

2018年11月10日

『ハッピーアワー』を遅れて、ワークショップの場面から見る。ワークショップの場面、少し編集が変わっていたような気がした。

この日、ひさしぶりに見てはじめてなんとなくだけど客観的に見れたような気がする。本当になんとなくだけど。大学生でいちファンとして新作を楽しみにしていたときのような感覚で見れた。

これは本当に面白い映画なんだと今更ながら分かった。

 

2018年11月11日

三浦哲哉さんと出演者によるトークイベント。

最初に集まるときに本当に同窓会みたいで懐かしかった。トークイベントは、三浦哲哉さんが司会で出演者の聞き役に徹することで進行された。三浦さんは『ハッピーアワー』のどこの場面も覚えていて、本当にこの映画のことが好きなんだなと実感した。